特集第2回続き…
お店に入ってみると、とても落ち着いた空気が流れています。
店内の赤絨毯で食べるのもよし、持ち帰って桜橋で食べるのもよし。今は
第2エイトのスタート時刻が迫っているからテイクアウトにしましょう。
家族のお土産もあわせて、1,200円の6個入りを買っていざ桜橋へ移動します。
桜橋へ向かう途中、大会本部の目の前で、選手たちが艇を出す「台船」が見えてくるでしょう。
ちょうど対校エイトのメンバーが「出艇」するところです。
応援団やブラスバンドに送り出された対校エイトクルーは、
ここから3000m先のスタート地点である両国橋まで漕いで行くのです。
ゆっくり座りながらさくらもちを食べたければ、墨田区側の観客席へ行きましょう。
ここには椅子とテントが用意してあって、お年寄りや体の不自由な方はもちろん誰でも
自由に座れます。ゆっくりと腰を落ち着けて、
さくらもちの箱を開けましょう。さくらもちのほんのりとした甘い香りが隅田川の春の風によって
運ばれてきます。
スーパーで売っているものとは全然違う、大ぶりの葉で巻かれた桜色の薄焼きは
とても美しく、やさしく包まれている餡は透けて見えるでしょう。美味しい餡というのはまさに
このこと。そしてまた、隅田川の風が気持ちいい。
対校フォアがスタートする頃、対岸に設置されているオーロラビジョンに
レースの模様が映し出されます。
自分の目の前をボートが通りすぎる時間はわずか1分足らずですが、その一瞬にこそ、選手たちの
想いや情熱すべてが凝縮されているようできっと感動を覚えることでしょう。
一方で、目の前にボートが
現れるまでレース実況を画面で確認できるのも、とても面白いものです。
応援団と一緒になって応援するのはもちろん、さくらもちを片手に観客席から見るボートというのは
また格別です。
さて、最後のメインレース・対校エイトまでまだ時間がありますので次は「言問団子」に行って
みましょう。
「言問団子」は、長命寺さくらもちのすぐ先にあります。
創業は江戸末期というから、お店の中は伝統と格式の香りを感じ
させる造りになっています。
今度は店内でご馳走になりましょう。
注文したのは、団子3つとお茶のセットで550円。小豆餡、白餡、味噌餡の3つの団子からなります。
味噌餡が入っている団子は黄色をしていますが、クチナシから色をとっているとのこと。3色団子は見ていて飽きない、
食べるのがもったいないと感じるでしょう。甘すぎず上品な餡に感嘆してしまいます。
団子を食べ終わる頃、ちょうど対校エイトスタートの時刻になります。
桜橋へ急ぎましょう。
メインの対校エイトの頃には、報道ヘリコプターも飛び、観客はピークを迎えます。最後のレースは
桜橋の上から観戦してみるのが面白いでしょう。
持参してきた双眼鏡を取り出して、言問橋の先を覗いてみましょう。早稲田も慶應も駒形橋を過ぎ、
吾妻橋を過ぎ、いよいよ言問橋へかかろうとしています。双眼鏡から目を外し、肉眼でボートを追っかけます。
筋肉の躍動、COX(コックス)のかけ声、選手達の気合い、ボートの漕ぐ音…橋の真下に見える対校エイトの選手たちにきっと感動するでしょう。
そして、ゴールへ…。
さていかがでしたか?
さくらもちと言問団子を食べながらの早慶レガッタ。
レガッタ観戦の仕方は十人十色です。ボートを見るのはもちろん、歩いたり、食べたり、
応援合戦を見たり…。春の隅田川であなただけの観戦の仕方を見つけてください。
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