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− 9月より新たな体制がスタートしましたね。
主将に選ばれてどんな気持ちでいますか。
石井: そうですね、今までは先輩につ
いていくという部分が大きく、今振り返ればやはり精神的に頼ってい
た感じがありますが、これからは自分達が引っ張っていかなければなら
ない。そういった意味で「自分が手本を見せなければ」という責任感が
芽生えてきました。しかしその一方で、目標や方針、そして方法を自分
の好きなようにアレンジできる。その面では、今は非常にワクワクして
います。
− 大変なところはどんなことでしょう?
石井: これは宮島監督のおっしゃった
言葉なんですが、「下級生は最高学年がやっていることの8割ぐらい
しかやらない」。ということは最高学年がいかに集中し、徹底して練
習や合宿生活に取り組むかが、チーム全体の質に直結する。ですから、ど
んなにきつい練習であろうと、またどんなに面倒くさい掃除であろう
と、上級生は率先してやらなければなりません。まぁ最後の1年なので自
然と一生懸命やってしまいますね。苦労とは感じていません。
− 第74回早慶レガッタは4月17日に決まりましたね。抱負を聞かせ
てください。
石井: 前回大会(対校エイトで)初めて
勝利したわけですが、
勝って初めて「早慶戦は特別なもの」と言う意識が芽生えましたね。
年間を通じての目標を冷静に考えれば、早慶戦は親善試合に過ぎない
ので、やはり全日本(選手権)やインカレ(全日本大学選手権)という公式戦には順番としては劣るとは
思うのですが、しかし勝った時の気持ちよさ、観衆との一体感は早慶
戦が一番だと思います。ですから4月17日は絶対に勝って、またあの最高
の気分を味わいたいです。
− 早慶レガッタは今年で100周年を迎えるが。
石井: 100年前の早慶戦はどんなもの
だったのか全く想像もできません。
それほど永い間、沢山の先輩方の支えがあり、早慶戦が続いてき
ました。今年も隅田川で思いっきりローイングできるというのは
とても光栄なことです。いいレースをして、少しでも先輩方に恩
返しをしたいです。
− 今までで一番印象に残っている早慶戦はいつですか?
石井: 私が初めて(対校エイトで)出場した
2年生の時の早慶戦です。
− 何か思い入れがある?
石井: 小雨が降っていて肌寒かったことしか覚
えていないのですが、負けたその夜、テレビ放映を録画したビデオを観てみたら
、自分が目を覆いたくなるようなひどい漕ぎをしていた。そのビデオはそれ以
来観ていませんが、先輩達の足を引っ張っていたんだと改めて気付き、それ
から必死に練習しました。今年は何回も観たくなるようなレースをしたいで
すね。
− 慶応をどういったクラブにしていきたいですか?
石井: 水の上では互いにライバル心
をむき出しにしながらも、陸の上では楽しくワイワイやる。そんなメ
リハリのあるチームにしたいな、と。ただ仲の良い「友達」ではな
く、時には本気でぶつかりあえる「仲間」でありたい。部員同士で
互いに刺激しあって、ボートはもちろん、人間的にも強くなってい
きたい。
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